まんが、あにめ話中心です。腐ってます。
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なんか、晴れると体調が良くて、
雨が降ると、今ひとつなんだよな。 みんな、そんなもんなのかなぁ。 ひょっこり思いついた物を落としていきます。 チューリップを持った骸を、思い浮かべただけ。 キャラソンも出たことだし。 出てくるのはツナとクロームです。 では、本文は下のほうです↓ 誤字脱字、表現変だぞ、があればお知らせ下さい。 「ねえ、そろそろ春だし、玄関にお花でも飾りたいんだけど、 ツっくん、お花屋さんにお使いに行ってきてもらえないかしら?」 「え、なんで俺ぇ?ビアンキか、フウ太、いないの?」 「晩ご飯のお買い物を頼んじゃったのよ」 「いいじゃないか、おまえ、案外、花が似合うかもな。」 「リボーンまで、もう・・・分かった、行くよ。」 今日は、ハルは来ていない。 せめて、獄寺君がいてくれればなぁ。 しぶしぶ、花屋までお使いに行くことになった。 風は、少しぬるくて埃っぽい。 「この、黄色のチューリップを、」 色とりどりの花に溢れている、花屋の店先は、なんだかまぶしかった。 こんなのを京子ちゃんに、あげられたらなあ。 「それにしても、10本って・・・多いよ。」 かあさん、相当に機嫌が良かったんだなあ、と思う。 花束はずっしりと重い。 少しため息をついての帰り道、珍しい人に会った。 「ク、クローム?」 「あ、ボス・・・」 洗面器を持って、スーパーの袋を下げている。 お風呂屋さんからの帰りだろうか。 やっぱり、あの殺風景な場所に、クロームは帰っていくのかな。 声をかけたものの、話が続かない。 「そうだ、これ、1本あげるよ。母さんに頼まれたものだけど。」 しばらく苦戦をして、1本のチューリップを束の中から取りだした。 クロームの持った洗面器の上に、そっと置く。 「あ、ありがと・・・」 少しとまどったような表情のまま、クロームはそう言った。 俺は、なんだか急に恥ずかしくなって、 「じゃあね、骸にもよろしく。」 思わぬ言葉を言ってしまった。 足早にクロームのところを離れる。 夕暮れの空は、藍色と淡い桃。 「クローム、どうしたの、それ。」 ペットボトルに生けられた1輪のチューリップを、千種が指さす。 「ボスが、くれたの」 「・・・・・・」 「花なんか、食えないびょん。」 犬はこっちを見ずに言う。 花は、薄暗くなった廃墟の中にともる明かりのようだ。 「骸様?」 クロームは骸の感情が動くのを感じていた。 「うわっ!」 背中に走る悪寒に、俺は布団をはねのけるように飛び起きた。 すこし汗をかいている。 この感じは、骸? 暗い部屋の中に、ひらひらと何か落ちてくる。 赤や黄色、白にピンク・・・鮮やかな色。 「花びら?」 布団の上に落ちた物を拾いあげる。 チューリップの花びらだ。 思いがけない光景をただ眺めていた。 ふいに、頬に冷たい、だけど優しい感触がした。 そう思ったら、まるで溶けてゆくように花びらが消えていった。 「骸なのか?」 ふいにリボーンの声がした。 暗い部屋の中で、俺は、頬に残る感触を確かめていた。 PR |
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